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FETISH STATION

From Tokyo to the world.

hashigotanへ、お返事

2007.11.11 [ Edit ]

 hashigotan の記事へのお返事です。


 関連する記事には一通り目を通したつもりですが、ここでは hashigotan からの質問に答えることに集中したいと思います。だいぶ遅くなってしまったのですが、お読み頂ければ幸いです。


経緯

 heartbreaking. 「子供が産まれて感動した」「おめでとう!」…がどんだけの男女を無気力にさせているか少しは考えろという記事を読んで、僕ははてブコメントに、

そういうことは他人に言うな。自分の親に言え。


と書きました。この時の僕は、決して激昂したわけではなく、また、乱暴な記事に対して粗雑な言葉で返したわけでもありません。
 では、なぜこのようなコメントを書いたのか? ここで、その背景や理由について書いてみたいと思います。


他人に言ってはならないこと

 僕には大きい息子が一人おりますが、彼は今までに二度、命を失いかけています。一度目は生まれる前に切迫流産で。二度目は交通事故で横転したワゴン車の下敷きになって。いずれも命だけは助かったわけですが、決して万事が無事に解決したわけではなく、当人の命ばかりか家庭が崩壊し、家族がばらばらになる寸前の危機に直面しました。
 こういう時、父親というのは実に無力なものだと痛感したものです。しかし、だからこそあらゆる危難から全力で家族を守るのが父親の使命なのだと、これらの出来事から学んだのも事実です。いや、むしろこれらの出来事を通じて、僕は“父親”になったのだといっても過言ではありません。(出産を経験したりしなかったりする女性と異なる点ですね。)

 さて、話が私事にわたりました。
 idiotape 氏によるくだんの饒舌なエントリ(ブログ削除済み)ですが、あれほど多くのブクマを集めた以上、批判・非難・反感などが書かれるのは、ある意味しかたのないことだとは思います。また、ウェブに文章を発表する以上は、ある程度ネガティブな反応をも受け止める、あるいは耐える覚悟が必要だとも思います。
 しかし、idiotape 氏のブログは彼だけが読むものではありません。もしも、氏のエントリに向けて送られた hashigotan のトラックバック記事を、彼の奥さんが読んだとしたら。氏に対する批判という形で書かれてはいますが、あの文章を奥さんが読んだら、ショックのあまり健康を害するばかりか、命に関わるのではないかと僕は危ぶんだのです。
 もし僕が彼の立場だったら、全力で家族を守ろうとしたでしょう。それが父親の使命、役割だからです。
 (idiotape 氏がややためらいながらブログを閉鎖したのは、奥さんにブログを読ませないようにするためというのが一因ではなかったかと僕は推測しています。氏のブログにはそんな風には書かれていなかったと思いますが、氏の頭にこのことが浮かんでいなかったとしたら、いくらなんでも迂闊に過ぎます。)
 hashigotan の記事はあまりにも攻撃的です。自己の思想を表明するのは自由だと思いますし、他のブロガーを批判する自由というのもあると思います。しかし、直接関わっていない奥さん(そしてお腹の中のお子さん)には何の罪もないはずです。そういう無関係なひとたちを巻き込んではなりません。「他人に言うな。」とはそういう意味であると考えていただけないでしょうか。


親との対話の必要性

親子でも話せないことはあるんですよ。貴方は何でもかんでも親に話すのですか?親子だからこそ言えないこと、言ってはならないことがあるでしょうが。


 僕は、悩み事を親に相談しろと言っているわけではありません。むしろ生きることの苦しみ、痛みを親にぶつけ、対決してはどうかと言っているのです。子供を作ることの出来ない苦しみがあるのなら、まず自分が生まれたときに、親が何を感じ何を思ったのか尋ねてみればよいと思うのです。もちろん「言ってはならないこと」もあるでしょう。「お前は欲望の赴くままに女のまんこにチンコを出し入れしてハァハァしてただけのそんだけの存在だろうがよ」という言葉を親に向かって言ってよいかどうか、親以外の人に向かってだったら言ってもよいのかどうか、hashigotan ならお分かりのことと思います。

 一方的に「親」に言及するのは反則ではないかと思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、僕のブログに hashigotan が書かれたコメントを読んでみてください。

あ、そういえば俺の母が、俺が産まれる前に流産した兄弟が居るのよって言っていたので。もしかしたら、その兄弟が見守ってくれてるのかもしれないです。

FETISH STATION - hashigotanの夢 (コメント欄)


 hashigotan は親御さんから人一倍愛されて生まれ育ったのだと確信できるくだりです。

 余談ですが、大きくなった愚息は数年前からブログをやっております。
 時折、家族がネタにされておりまして、父親のリアル発言が思いきり批判されたりしています。いや、息子に dis られるのは一番キツいものですね。
 我が家の親子闘争はまだ当分続きそうです。

 長々と書いてきましたが、結局、男である僕には hashigotan の苦しみ、痛みは理解できない部分があります。というより、持て余しています。
 ここに書いたことは僕個人の考えにすぎませんが、全人類の父親を代表して価値観を強要すべく、トラックバックを送らせていただきます。
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Comment

こんばんは

停止処分等の影響でコメントが遅くなりました。
今回のように私の感じ方に誤解が生じた原因は、「kenさんがどのような声の抑揚をつけて、意図を持って言葉を発したのか?」というのがまったく見えないことが、ネットの文章そして文字を媒体にしたコミュニケーションの大きな穴だと思ってます。

私も懲りずにやりたい放題しておりますんで、kenさんも自由であってほしいです。ですが私はこれからも自分の中で決着が付くまでは繰り返すだろうと思います。気分を害された場合は無理して読まないでください。

文章のコミュニケーションに隔たる時差の問題は大きいですね… kenさんの息子さんの話については素直に良い話だと感じました。
これから寒くなりますがお体ご自愛ください。

hashigotanへ

こんにちは。
口調(文体)によって印象が大きく左右されるということは、優しそうな口調、丁寧語を用いた文体で近づく者にだまされやすいのかもしれません。
ご注意ください。

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