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From Tokyo to the world.

20年前の非モテについて考える

2008.07.29 [ Edit ]

20年前の非モテの叫び、お届けします。

『究極のムカツキ女―こんな女に悩まされていませんか!! 』 月刊アクションカメラ編集部・編 ワニマガジン社――というトンデモっぽい本のレビューが(まだ前編だけど)すごく面白かったので、とり上げてみたい。
ちなみに、僕はバブル世代よりも少し上の年代に属し、青春時代にいわゆる“バブルの恩恵”にあずかった経験はない。でも、当時がどういう時代だったのか、なんとなく記憶に残っている。そんなオヤジの昔話だと思って読んでいただければ幸いである。

まず、20年前の非モテの叫び、お届けします。を一読すればわかるとおり、『究極のムカツキ女』 という本には、童貞が登場しない。「ホテルまでついてきて」 という記述があるように、セックス経験済みが前提となっている。「モテない」、「彼女ができない」 といった悩みをもつ“非モテ”はここには存在しないのだ。また、ネタにされている女性は、“彼女”ではなく、あくまでも遊びの対象としての“女”である。
そのあたりを考えると、本書はスポーツ新聞や男性週刊誌のノリで書かれたものではないかと想像できる。(僕はこの本を読んだことはないので外していたら申し訳ないが、当時はこの手の本がたくさん出ていたように思う。)

以下、長くなりそうなので、箇条書き。当時20代、都内私大出身サラリーマンの観測範囲での話である。

  • 当時は、相手を選ばなければとりあえずセックスできた。
  • セックスに対するハードルが現在よりも低かったのだと思う。
  • セックスの相手は、恋愛対象とは別物だった。(彼女がいなくても、セックスする男は普通にいた。)
  • しかし、セフレというのともちょっと違う気がする。(セックスの相性みたいなのを気にしなかったのかもしれない。)
  • もちろん、モテない男だっていたわけだが、「モテない」 悩みを他人と共有するなんてことはなかった。
  • モテるモテないに関わらず、田舎に帰って見合いすれば結婚できた。(当時の友人男性は全員が30歳までに結婚した。)
  • 田舎で思い出したが、ここまでに書いた話は都市部限定かもしれない。
  • 最終的に結婚することは決まっているので(というか避けられないので)、相対的に 「彼女がいる」 ことのステータスはそんなに高くはなかった。「おまえ、そろそろ彼女作れよ」 なんて言うヤツはいなかった。
  • もっとも、女性のほうは恋愛に対する憧れが強かったと思う。憧れが強いということは、恋愛の経験が少ないということでもある。
  • 最終的に結婚するのだから、童貞をこじらせたりする男はほとんどいなかった。そのかわり、バツイチに対する風当たりはそれなりに強かった。

大学の頃、クラスコンパでディスコに行ったりした当時のことを思うと、懐かしい気持ちになる。
でも、今に比べて昔のほうがよかったとは、これっぽっちも思わない。女性とつきあう上で、精神的なつながりを軽視する傾向が強かったからだ。そういう状況に耐えられなかった僕は、ろくに 「遊び」 もせず、さっさと恋愛し、結婚したのである。

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Comment

時代に翻弄されない価値観を持っている人は強いなと思いました。

どうもいまいち「非モテ」とか「負け組」っていう考え方が理解できなくて。何かの組に属することに魅力を感じないので、理解できなくて当然の事なのでしょうけれど。

芸人さん

こんにちは。
他のことがらについては、「昔はよかった」と考えている部分もあるので、決して僕が「時代に翻弄されない」人間だというわけではないんですよ。
どちらかというと、どの時代にあっても、少しずつ距離を置いたりして、違和感を覚えながら生きてきたように思います。
モテなくたっていいじゃん、と思うんですよね。

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