[PR] ウィークリーマンション

FETISH STATION

From Tokyo to the world.

夏目漱石クイズ

2009.06.28 [ Edit ]

 選択肢の中から、正しいものを一つ選んでくださいね。


【第1問】 『吾輩は猫である』 の主人公、吾輩が意識しているメス猫の名前は?
 A. タマ
 B. 三毛子
 C. リリー

【第2問】 『坊っちゃん』 の主人公が四国の中学校へ赴任したときの初任給は?
 A. 40円
 B. 400円
 C. 4,000円

【第3問】 『坊っちゃん』 の主人公と山嵐は、赤シャツと野だに鉄拳制裁を加えます。このとき、坊っちゃんが野だに投げつけたものは何?
 A. 刀
 B. ねずみ花火
 C. 生卵

【第4問】 次の小説の中で、主人公がもっとも若いのはどれ?
 A. 『坊っちゃん』
 B. 『三四郎』
 C. 『坑夫』

【第5問】 『二百十日』 の主人公、圭さんと碌さんが熊本の宿で飲んだビールの銘柄は?
 A. 麒麟
 B. 朝日
 C. 恵比寿

【第6問】 『三四郎』 の主人公、小川三四郎の出身地は?
 A. 福岡
 B. 熊本
 C. 広島

【第7問】 『それから』 の主人公、代助が読んでいる新聞連載小説は?
 A. 森田草平 『煤煙』
 B. 島崎藤村 『春』
 C. 夏目漱石 『虞美人草』

【第8問】 『門』 の主人公、宗助が吸っている煙草の銘柄は?
 A. 敷島
 B. 朝日
 C. ゴールデンバット

【第9問】 「高等遊民」 とは夏目漱石の造語ですが、「高等遊民」 という言葉が初めて使われた小説は次のうちどれ?
 A. 『それから』
 B. 『彼岸過迄』
 C. 『こころ』

【第10問】 『明暗』 の主人公、津田は、温泉場へ向かう途中、乗った軽便鉄道の脱線事故に遭遇します。さて、この時に乗客がとった行動は?
 A. 線路の上を次の駅まで歩いた
 B. 運転手に詰め寄って、罵詈雑言を浴びせた
 C. みんなで車両を押した



 正解はこちらから。
夏目漱石クイズ:回答編
  スポンサーサイト
フレンズマップ - http://numberz.net/?3907
18歳以上限定のSNSサイト★激カワ娘とHな写メ交換♪
セフレリンク - http://adap.jp/?adv=LP25335
超人気!!セフレ探しの決定版★地元顔出し娘に直メール♪
恋する人妻 - http://koy.jp/?adv=LP25282
ヤリチンさん大募集!!早く抱いてあげてネ♪

勝間和代十夜

2009.06.17 [ Edit ]

 会社の帰り、ハンズのパーティグッズ売り場で勝間和代を見かけた。
 勝間和代は明石家さんまの隣りに並んでいた。ほかにも、小錦、タモリ、オバマ大統領などが並んでいる。商品名に芸能人の名前を載せるわけに行かず、おすもうさん、グラサン、大統領といった名称が記されているのだが、これは大人の事情によるものである。出っ歯の隣りの勝間和代も、大人の事情により、経済評論家と書かれていた。私は勝間和代を手にとって眺めたが、裏側を見ると、公認会計士と印刷されている。
 どちらかといえば、爬虫類のほうが良いんじゃないだろうか。
 私はそんなことをつぶやきながら、勝間和代をレジに持っていった。
 帰宅後、勝間和代を被ってみた。ゴムとシンナーの匂いが鼻を刺激する。視界が悪いのは、目と目の間隔が離れているからだろう。正面を見ようとすると何も見えないため、視線を少しずらすように斜めを向いてみた。部屋の鏡に写った勝間和代がこちらを睨んでいる。私は勃起していた。
 次の日、私は会社を休んだ。直子に電話をかけて事情を話し、買い物につきあってくれと頼んだ。デパートで、直子は私のために白のパンツスーツとサーモンピンクのカットソー、補正下着を選んでくれた。27センチのパンプスはさすがに見つからなかったので、これはネットで探すことにした。
 大荷物を抱えて家に帰ると、早速、私は勝間和代になった。直子から借りたネックレスとイヤリングをつけ、鏡の前で右手を正面に突き出してみた。小指を少し広げると、完璧な勝間和代になった。
 「断る力」
 私がキメると、鏡の向こうで直子が 「ウィンウィン」 と答えた。
 勝間和代を好きになるよりも、勝間和代として愛されたい。私は直子を抱きしめたが、彼女は 「ウィンウィン」 と答えるばかりだった。

 その翌日も会社を休み、私は勝間和代になって新宿の街へ出た。人目をひくかと思っていたのだが、そうでもない。街にはすでに大勢の勝間和代が闊歩していたのである。
 私はもう会社へ行くことはなかった。なにしろ年収10倍アップが約束されているのだ。
 月末頃には街中が勝間和代で溢れていた。駅前を歩くカップル、タクシー運転手、工事現場の誘導員、ベビーカーを押す親子連れ。すべてが勝間和代だった。
 そのとき、アルタのスクリーンに勝間和代が映った。巨大な画面の中の勝間和代はテレビカメラに向かって言葉を放った。
 「その時から、私の世界はドラマティックに変わりはじめました。」
 街の無数の勝間和代がどよめいた。


  <了>



勝間和代十夜 - 第一夜
勝間和代十夜 - 第二夜
勝間和代十夜 - 第三夜
勝間和代十夜 - 第四夜
勝間和代十夜 - 第五夜
勝間和代十夜 - 第六夜
勝間和代十夜 - 第七夜
勝間和代十夜 - 第八夜
勝間和代十夜 - 第九夜
勝間和代十夜 - 第十夜
勝間和代十夜とは


-----
 すっかり出遅れてしまいましたが、勢いで参加します。

田山花袋 『少女病』

2009.06.01 [ Edit ]

 37歳の主人公、杉田古城は文学者である。若い頃は多少売れる小説も書いたが、最近は鳴かず飛ばず。出版社で校正の仕事に追われる日々である。しかし、仕事の合間にも、美文新体詩を書き、少女の美しい姿を想像しては原稿用紙に向かっている。同僚は杉田を揶揄して、こんなことを言う。

 「少女万歳ですな!」


 そんな彼の、文学以外の趣味は、通勤電車の中で見かける少女を観察することであった。
 杉田の住まいは千駄ヶ谷である。当時は田圃の広がるのどかな郊外だった処だ。春の朝、彼が代々木から電車に乗ると、はす向かいに二人の少女の姿がある。

 年上の方の娘の眼の表情がいかにも美しい。星――天上の星もこれに比べたならその光を失うであろうと思われた。縮緬(ちりめん)のすらりとした膝のあたりから、華奢な藤色の裾、白足袋をつまだてた三枚襲(さんまいがさね)の雪駄、ことに色の白い襟首から、あのむっちりと胸が高くなっているあたりが美しい乳房だと思うと、総身が掻(か)きむしられるような気がする。一人の肥(ふと)った方の娘は懐(ふところ)からノートブックを出して、しきりにそれを読み始めた。


 少女を観察するには 「七分くらいに斜(はす)に対して座を占めるのが一番便利」 だと書かれているとおりだが、この観察力は常軌を逸している。
 千駄ヶ谷では 「不器量な、二目とは見られぬような若い女」 が乗ってくる。
 信濃町では収穫なし。
 四ツ谷から18歳くらいの美しい女学生が乗車する。彼女は混雑する車内で、杉田の前に立った。

 こみ合った電車の中の美しい娘、これほどかれに趣味深くうれしく感ぜられるものはないので、今までにも既に幾度となくその嬉しさを経験した。柔かい着物が触る。えならぬ香水のかおりがする。温かい肉の触感が言うに言われぬ思いをそそる。ことに、女の髪の匂いというものは、一種のはげしい望みを男に起こさせるもので、それがなんとも名状せられぬ愉快をかれに与えるのであった。


 杉田は結婚して子供も二人いる。だが、若い頃の妻への情熱はとっくに冷めている。出版社の仕事はつまらない。

 午後三時過ぎ、退出時刻が近くなると、家のことを思う。妻のことを思う。つまらんな、年を老(と)ってしまったとつくづく慨嘆する。若い青年時代をくだらなく過ごして、今になって後悔したとてなんの役にたつ、ほんとうにつまらんなアと繰り返す。若い時に、なぜはげしい恋をしなかった? なぜ充分に肉のかおりをも嗅(か)がなかった? 今時分思ったとて、なんの反響がある? もう三十七だ。こう思うと、気がいらいらして、髪の毛をむしりたくなる。
 (中略)
いくら美しい少女の髪の香に憧れたからって、もう自分らが恋をする時代ではない。また恋をしたいたッて、美しい鳥を誘う羽翼(はね)をもう持っておらない。と思うと、もう生きている価値(ねうち)がない、死んだ方が好い、死んだ方が好い、死んだ方が好い、とかれは大きな体格を運びながら考えた。


 「死んだ方が好い」 を3回も繰り返すくらい、絶望しているのである。
 帰りの電車では混雑のため、車掌のいる所に割り込んで、扉の外に立ち、真鍮の棒につかまっている。ふと見ると、車中に美貌の令嬢がいる。混雑とガラス越しのため、杉田はその姿に見とれてしまう。市谷を過ぎたあたり、電車が急に揺れ、他の乗客に押された彼の手は真鍮の棒から離れ、その体は線路に転がり落ちる。そこへ反対方向から上り電車が走ってきて……


 田山花袋 『少女病』 は、明治40年に発表された短編小説である。
 「何この変態!」 と一言でまとめてしまうことのできるような話ではあるが、車内光景の描写、主人公の心理描写ともに、すさまじいまでのリアリティを感じさせる。
 本作には名前を持った女性は一人も登場しない。ここに描かれる 《少女》 たちは記号にすぎず、彼女たちの容姿(の一部)が極端にまで美化され、主人公の中で理想化されているのである。
 かつて1980年代には女子大生ブーム、90年代には女子高生ブームがあった。そして、似たような意味の少女ブームは現在に至るまで続いている。逆に、時代を遡っていくと、100年前に書かれたこの小説にたどり着くのではないか。『少女病』 は現代にも通じる 《記号化された少女》 と、都市生活の憂鬱と、中年の悲哀とを余すところなく描いた名作なのである。


少女病少女病
(2008/12)
田山 花袋藤牧 徹也

商品詳細を見る

 昨年出版された小説と写真集のコラボレーション(?)という本。文庫本より一回り大きなサイズ。活字が大きく、詩集のような感覚で読める。


「坊っちゃん」はなぜ市電の技術者になったか (新潮文庫)「坊っちゃん」はなぜ市電の技術者になったか (新潮文庫)
(2008/09/30)
小池 滋

商品詳細を見る

 日本近代文学と鉄道の関係について書かれたエッセイ集。「電車は東京市の交通をどのように一変させたか」 という章で、『少女病』 についてくわしく論じている。(この本は本当に面白いので、おすすめです。)

Profile

Ken

Author:Ken
・このブログには性的な表現が含まれています。18歳未満の方、嫌悪を感じる方はご退出下さい。
・リンクのないトラックバックは受け付けておりません。
管理人宛メールフォーム

Recent Entry

Recent Comment

Recent Trackback

Category

Links

ブログ内検索

Archives

RSSフィード

QRコード

QRコード